【本要約】自分でストレスをコントロール!ストレスマネージメント

2021年9月23日

この記事は、
・職場/友人/親族/ママ友の人間関係に悩んでいる方
・上司や同僚とのコミュニケーションが苦手な方
・心の病で会社を休職・退職されたことがある

向けです。

皆さん、人間関係に悩んでいませんか?

職場や人生の悩みのほとんどが、人間関係が要因だと言われています。
しかし、人との関わりは避けて通れないため、多くの人が人間関係で苦しんでいます。
私も中程度のHSPかつ社交不安症であり、職場の人と接したり会話することが恐怖に感じる時があります。

そんな人向けに今回は、自分の人前関係の職場ストレスの実践方法をまとめた本「実践!ストレスマネージメント」を要約しました。私なりに重要だと感じたポイントをご紹介します。

この記事を読むことで、
・人間関係の悩み事の対処法が分かる。
・明日からでも実践できる。
状態になります。それでは、本題に入っていきましょう!

レジリエンスとは?

「レジリエンス」という言葉は耳慣れないですね。

レジリエンスとは、「障壁を乗り越えるために必要な力」です。
具体的には、不利な状況、負荷のかかった状況に直面したとしても、精神的な安定を保ち、適切な対応ができる能力という事です。この考え方は比較的最近です。
このレジリエンスの要因として、以下5つあります。
1)自尊感情(自尊心、自分を大切にしているか)
2)安定した愛着(良好な母子関係のような愛情のきずな)
3)ユーモアのセンス
4)楽観性(そのことを成功させる大変さ、困難さを理解している)
5)対人関係能力(社会的なスキルや問題解決能力)


その中で特に、楽観主義が重要で、「達成すること、成功することの大変さを理解して、自分で引き起こせねばならないと思っている。そして、十分に方法を考えて、何とかなるはずと信じている」ことが大切です。
楽観主義はもともとネガティブなイメージがありましたが、ただ単に何とかなると思うだけではないという事ですね。

楽観主義は、「難しい問題に当たったら、きっと上手くいくだろう」程度だと思っていました。

「ただ単に何とかなると思っているだけでなく、達成することに大切さを理解していることが重要ですね!」

本当の自信とは何か?

「自信」を持ちながら生きるとはよく耳にしますが、具体的にどうすれば良いでしょうか?

まず、分からないことを分からないと言えること

これは簡単に見えて、意外に難しいものです。
「そんなこともできないのか?」「そんなことも分からないのか?」と
ダメ社員のレッテルを張られてしまう不安が強いと思います。
しかし、人間は誰でも分からない事はあります。ベテランでも全ての事を知っていません。
(あたかも、知っている風に振舞う人は多くいますが)

そのため、「自分は知らないこともある」ということをまず受け入れましょう。
そして、もし自分の無知を指摘されても、「それは当然だよね」と思えばよいのです。

そして自分はできるだろうという感覚を持つこと

これを自己効力感と呼びます。自分で少しずつでも出来るようになる、そして成長できる感覚です。
努力して成長したという体験を積み重ねることが重要で、成長を評価するという姿勢が重要です。

例えば、1回目が50点、2回目が60点でともに不合格だったとしても、
合格不合格で判断せず、10点成長したという見方が重要です!

心の健康のための心がける事

では、心の健康のために、どのように行動すれば良いでしょうか?著者が「心の健康の10原則」を挙げている中で、私が感銘を受けた4つを紹介します。

1)感情を適切に表す

自分の感情を押し殺して、意見が言えないという人が居ると思います。それでは相手に何をどう考えているかが伝わりません。一方、自分の考えをそのまま言葉にしても、相手に正しく伝わるかどうかわかりません。相手の立場に立って、表現の仕方を考えて、適切な言葉を選ぶことが大切になってきます。

2)不安に慣れる

精神医学の対人関係療法で、ある環境に適用するためには段階的にステップを踏み、徐々に適用していくという方法があります(暴露療法)。全ての人間は例外なく不安になるし、不安にならない人間はいません。不安を感じ、それの不安に感じる対処策を考え、行動していくことが重要なポイントです。

3)なすべきことには積極性と責任感を

責任を持ってやりなさいと言われると、プレッシャーを感じるかもしれません。しかし、責任のないところでやるというのは「練習」にすぎません。責任にも何種類かありますが、個人的には「説明できること」「成し遂げること」が大切だと感じています。

4)親友を作る

少人数でもいいので親友を作り、何でも打ち明けられる友達を持つことです。自分の気持ちを素直に話せて、理解してもらうことで、気持ちが楽になります。そして、新たなエネルギーが出てきます。

いかがでしょうか。

この記事のまとめは、
・自分はできるだろうという感覚を持つこと
・感情を適切に表すこと
・不安に慣れること
・なすべきことには積極性と責任感を
・親友を作ること