【本要約】効率的な勉強とは?東大教授が教える独学勉強法

皆さん、最近勉強していますか?インターネットの技術が拡大し、SNSやyoutubeなど情報源が多すぎる今、どうやって効率的に情報すればいいでしょうか。私は、インプットの効率が悪く、新しい分野を学ぶときにいつも戸惑ってしまいます。そのため、今日は自分自身で学ぶための勉強法を記した本を要約し、自分なりの意見も交えて紹介します。

この記事は、
・仕事で調査やテーマ設定する際の情報収集方法が分からない方
・新しい分野にチャレンジする際に、効率的にインプットしたい方
・社会人になって勉強したい方

向けです。

上司から新たな分野の調査依頼をされたですが、全く初めての分野で一から勉強しないといけないんです。。けど、自分での勉強の仕方って、どうすればよいか分からず悩んでいます。

勉強方法って難しいですよね。この記事で紹介する本は、独学の勉強法について詳しく書かれています!これを読めば、効率的にインプットできますよ!

すぐに人に聞かないから、自分で考える

親の仕事の関係で、小学校のころから海外に住んでいました。そのうちで、最初の海外体験だったのが、小学4年生から中学1年生の夏まで暮らしていたシンガポールです。勉強の方法についても、現地には塾などがありませんでしたから、どこの家も自分たちである程度考えなくてはならない状態でした。 (p.62)

著者は、幼少期に海外で暮らしており、自分自身で考える癖がついたそうです。

昨今、インターネットの普及により、何か困ることがあれば、パソコンやスマートフォンですぐに調べることができます。しかし、自分が持った疑問を、Google検索の画面に打って検索すると、それっぽい答えが載っているページが表示され、情報が手に入れられます。それを答えと鵜呑みにし、自分の知識とする。
しかし、自分が持った疑問に対して、まず自分で考えてみる。頭の中にある知識で、自分なりの答え(仮説)を出してみる。それだけでも自分の思考力が上がり、自分で考えて身に付くのではと思います。

自分で自分を評価する癖がつく

現在の学生のほとんどは、絶えず正解を与えられて、採点をされて育って生きているために、自分の学力や成績を正しく評価されないと怖くて前に進めないという傾向があります。この傾向は人の評価に振り回されてしまうことにもなりかねません。(p.53)

自分が自分を評価する立場だったらどう見るだろうか、どういう感想を持つだろうかと、第三者の目で自分自身を見て評価してみればいいのだと思います。そうしたプロセスを経て、自分ならどう考えるかという視点を育ててもらいたいですし、その視点は生きていく上で絶対に重要になると思います。 (p.53)

学生時代は、テストによって評価されます。しかし社会人になると、正解はなく、自分自身の考えを信じて、仕事をしていく必要があります。このギャップに悩まされる人は多くいると思います。問題は、日本の教育制度だと私は思います。椅子に6時間座っていれば、学校を卒業できるという義務教育制度では、社会の一員として働く場面で苦しむことは必須です。

そのため、
・自分で自分を評価する。
・上司は自分を評価する役割はあるが、人の評価なので、それに左右されない。
・しかし、その評価に対して、自分がどう思うか。何を伸ばして、何を改善される必要があるかを考えることは有意義だと思います。

常に自分がどう思うか

本を読みながらでも、テレビを見ながらでも、インターネットを見ながらでも、「これは本当かな。別のこういう考えもあるのではないかな。これと違うことが世の中で起きているのではないか」というように、頭の中で自分がどう思うか、どう考えるか、疑問を持ってぶつけていくことです。(p.81)

ささいなことでも疑問を持つトレーニングをしていくと、半年もたつと自分の中から質問が積極的に出るようになります。(p.81)

学生時代に、疑問を持って取り組むということを習ってはいません。そのため、読書やテレビなどを見ていても、その情報をそのまま鵜呑みにして、情報を得るという事が少なくありません。

著者は、それは改善した方が良いと伝えています。触れた情報に対して、疑問を持ったことや反論したいことをメモしていく、すぐに答えを求める必要はありません。
疑問を持つトレーニングを行い、それが自分の学びになっていき、自分なりの考え方が身に付くという結果に表れます。

私のように、疑問を持つ習慣がない人は、まずは本の読み方を変えてみればよいと思います。
私の場合だと、

1)一回目は本に書いている内容を、そのまま素直に読み解く

2)二回目は、本の中に疑問や疑いの念を持ちながら、気づいたらそれをメモしていく。

ということがおススメだと思っています。

勉強するテーマの探し方

みんなが歩いてきたところだけをたどっていくと、もう他にやることが無いように見えてしまうかもしれません。ですが、見方を変えて、「何がよくわかっていないか」「何がうまくいっていないか」という視点から見てみると、実は分かっていないことは世の中に無数にあり、ほとんど荒野という感じです。

勉強は、疑うところから始めると著者は主張しています。しかし、どのように疑って、テーマを持てばよいのでしょうか。
私としては、現状とあるべき姿があった際に、現状(みんなが歩いてきたところ)を考えても、何も新しいことは発見できないように思います。しかし、あるべき姿を実現するために、なにが揃っていないかを考えると、できている部分と未完成の部分があると思います。
その未完成の部分にフォーカスして、なぜ未完成なのか?なぜ実現できていないのか?を考えることは良いと思います。

似たものを関連付ける

勉強する際に、「これと似たようなことは無いか?」「他の分野でも同じことは言えないか?」と考えることは重要な視点になります。
例えば、歴史で織田信長が本能寺の変で殺された過程を覚えましたが、本来は「この本能寺の変から、今に何を生かすことができるか?」と考える必要があると思います。過去は現在や将来に生かし、他分野にも応用することで、物事の共通点や普遍的な本質が見つかるのではないでしょうか。

最後に、答えのない問いに自分なりの答えを見つける

最後に、今までの答えのある勉強から、答えのない勉強の世界に入っています。その時代の中で、自分の中で絶対的な正解ではなくてよいので、自分なりに「これではないか?」と思える答えを自信を持って見つけ出すようになれれば、自分自身に深みが増すと思います!

いかがでしょうか。皆様の中で取り掛かれるもの、興味があるものがあれば、是非とも実践して、有意義な人生にしてください!

本が気になった方は、以下から購入してください!

他にも要約記事を書いているので、良ければご覧になってください!